研究者になりたい
理系のための研究者の歩き方を読むことにした
2章
- 研究者になるなら「言葉の定義と論理を大切にする」
→そのためには自分の理解を他人に説明し、ディスカッションすることが重要 - 修士 : 学会発表とか、自分が今まで身につけた知識の整理とかを通し、「研究活動」の体験をする期間
- 博士 : 得た知識を下に、論理を構築、新しい理解に向ける期間
→研究者になるなら必須の期間? - 研究職はいっぱいある
公立 : 大学、大学共同利用機関法人、国立の研究機関、独立行政法人の研究機関……
民間 : 企業……
3章
- 研究者に求められるのは以下の2つの能力
- 文化としての研究
多くの人が納得するモデルを構築、普遍的なストーリーを描き、話を展開していく、博士論文みたいなやつ - 開発としての研究
専門分野の特技を生かして研究していく(よくあるやつ)
- どっちらも説明力が大事
- 学術用語や普段の会話の論理に対する意識を常に持っておく必要がある
- 人の話を聞くときは話の内容を強くイメージ、一歩先を読みながら聞いていく
→理解できない箇所があったらその場で質問、整理して聞く - 逆にしゃべるときは、何をわかってもらうのかを頭に描き、それに向かってストーリーを描くことを心がける
→「何を伝えたいの?」がわからない話し方はダメ。 - 論文の書き方も読み方も、ストーリーに沿っていくと
→だけど矛盾があったりするけどそこを放置してはダメ 少し書き換えるだけで直ることが多いので
→読むときは他人にざっと説明できることを目指す - 評価される業績 : 原著論文・総説・図書の質と量 +獲得した受賞歴・外部資金の一覧
→研究をまとめて説得力ある文章や口頭公演で発表するプレゼンの力があらゆる場面で必要 - 研究成果の位置付けを正しく認識してもらうためには時間を掛けた対話による議論力が必要
→学会に行くとこれができてよい + 大勢の人が関心ある分野、自分が抜け落ちている大切な分野も見えてきてなおよい - 適切な質問ができるようになることも必要(ドクターに入ったあたりでできるようになっておけ)
- 専門分野を広げよ : 他人の研究にもどんどん首を突っ込んでいけ、他人の立場と概念を知るために
- コミュニケーション力とリーダーシップを磨け : 研究室はその最適な場
→自分の理解力・ストーリー構築力を試して磨いていけ - ストーリーの描き方 : 研究のサイクルを1回でも多くこなす(学会発表・論文執筆に向けて自分がどう動いていくかを考えて実行する)
- 研究資金獲得 : 自分が果たせる役割を考え、論文や申請書を書ける力をつけられるよう努力する+学振とか取れるように頑張る
- オリジナリティの確立 : オリジナリティを確立するのが目指すべき目標 -> 異なるコンセプトを示せるか?
- オリジナリティには2つ
- 他人が真似できない程高度な内容
→理論・技術などに格段の高度化が必要 but コンセプトとしての斬新さはあまり必要ない - まったく新しい発想を伴う内容
→競争相手が居ないのでアド but 実現できる見通しが立ちにくいため大きな賭けとなる
- 30代の半ばまでには自分のオリジナリティを確立しておく必要がある……
- 実験結果の異常に気づく力 → なぜこの実験結果が出たのか?を意識しておく必要がある
→誰もが受け入れられるストーリーを構築することにつながる - 研究内容を客観的に俯瞰できる力を身に着けよ
→研究の位置づけを説明できるようにする (自分の研究室のテーマとどう関連してる?)
→他分野の話を聞くときも自分の仕事との位置を測りながら聞くとアド(難しいけど)
→器用さは武器になっても評価対象にならない(一本の筋が通った研究をしていくことが必要) - 博士号は理系の免許みたいなもん(なので取っておいたほうがよい)
- 自分の売りを磨け!
どうやって見つける?→ゼミとかで褒められた部分を伸ばして、ダメ出しされた部分を改善して行くことで発見
早めに得意分野が通用しそうかどうかを見極める必要がある
自分が理想とする研究者像を明確にし、足りない点を克服していく必要がある - 人脈を広げよう : 国際学会とかおすすめ
- 地道な努力と忍耐力 と 運や縁 -> よい研究者になるために必要
→同じ仕事をいろいろな見せ方にするのは良い(いろいろな学会で発表するっていうの)
うーん、いろいろ考えること多いわね(できるところからやっていきます)